漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

他人への興味

■題名のない発表会in漂流教室 第二回目も無事終了しました。詳しくは通信の624日目をご覧ください。Webからも見れますよ。
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■通信にも載せましたが、私はどうやら他人に興味があるみたいです。これだけ聞くと怪しいヤツみたいなんですが、んーどうなんだろう、実際怪しいヤツなのかも。でも私みたいな人いないかなーと思って。たとえば、その人がどんな家に住んでいてどんな家族と住んでいるのかとか、普段はベッドで寝ているのか布団で寝ているのかとか、ペットは飼っているのかとか休みの日は何をしているのかとか、朝ごはん何食べたとか凄く気になるし聞きたい。それがよく知っている人物だろうが、見ず知らずの人の話だろうが関係なく聞きたいし、聞いたら楽しいと思う。

■もっといえば、今までどんな人生を歩んできたのかということが一番聞きたい。きっと、私と出会った人みんなが「自分史」なるものを持っていたら、読みふけていたと思う。それぐらい私は他人に興味がある。でも、自分の事を聞かれるのが嫌いな人もいるし、怪しいヤツだと思われたくないからあまり聞かないようにしている。

■「聞いてどうするの?」と相馬さんに言われるけど、別にどうもしない。ただ、しいて言えば、その人の過去の経歴や人生を聞いたうえで、改めてその人をみつめてみるのが面白いと思う。本人を見て感じることと、実際にその人が体験してきたことや特技や趣味なんかは違うわけだし、本人を見ているだけだとそんなことまでわかないので、(付き合いが長くなってくると別だけど)教えてほしい。そして、自分の第一印象とその人の過去や経歴を見比べて楽しくなる。えー、全然そんな風に見えなかったよー。みたいに。

■私の祖父母はお互い同じ学校の教員だったけど、その事実を知るまでと知った後では明らかに見る目が変わったし、(幼い私の中で学校の先生に対するイメージがあったのかも)その時のことを思い描きながら二人を見つめなおすと、二人が違って見えてくる。

■そんなことを発表会に参加しながら気づいたわけです。だから、発表会とは名ばかりに、私のように人の話を聞きたい人が集まれればもっと楽しい会になるんじゃないかと思ったのです。「この人は、普段こんなことを思いながら曲を聴いてるんだー。」とか、色々な気づきがあって楽しいですよ。