■日曜日。朝ご飯を食べて掃除機をかけて猫の世話をして洗濯をして除雪をしてシャワーを浴びたら、「新しい学びのためのセミナー」にゴー。
■セミナーは教育大の平野さんの講演からスタートした。ホームで話している感じで、話していて楽しそうだったのが印象的。子供の権利条約第31条「遊ぶ権利」が、どの国でも忘れ去られたようになっている条文であるという話があった。国として、もっとも子供に行使させたくない権利なのだろうという。
■写真はうちの近所にある公園だ。見える遊具は、すべり台と鉄棒のみ。自分が子供の頃には、四人乗りブランコ、シーソー、ジャングルジム、ブランコ、砂場があった。こういう環境を作りだしておいて、子供が外で遊ばない、ゲームばかりしてはいけないということを大人は話しているわけだ。子供にすみませんと謝らねばならぬだろう。せめて漂流教室は遊びを実践せねばな。
■続いて、北海道フリースクールネットワーク、多世代交流ひろば ねっこぼっこのいえ、倶知安の宿・自然生活体験センター冒険家族、恵庭のえこりん村の活動紹介と質疑応答があった。各団体の活動はリンク先を見てほしい。
■いずれの活動も子供が仲立ちになるのはなぜか。それは子供が原理的に弱者であるからだと思う。これを忘れた瞬間、子供を相手にする活動は緩さを無くし、一人前になるように圧力をかけ始める。子供は「未完成な大人」ではないのだ。それが証拠に、大人である我々の生きる営みの中に、子供と同じことを楽しめる部分がある。子供は「出来ないことがある人」と捉える方がいい。
■それぞれの活動を経済面・人材面でどう成り立たせていくかを悩みとして話し合えたのもよかった。経済面は難しくてなかなかつかめないが、人材面では団体を利用した人がそこの活動にまた関わっていく循環を作り出していくようにするのが多分正解だろうと思った。そうなると、多世代交流しているのが重要になっていくんだよな。
■終了後、漂着教室に行きボードゲーム部で遊ぼうと思ったが、行ったら最後のゲームになっていた。みんなでご飯を食べに行っておしまい。