漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

いたずらっこ山田

■午前の訪問先の子は行ったら寝ていて、そのまま最後までお母さんとお話。石狩の親の会が実施した日置さんの講演会の話と団体や人とのつながりについて。また、塾について。

■自分は塾で働いていたが、少子化が進むことを考えれば20年後にも同じような経営ができるとは思えない業界だ。10年くらい経って50近くになってから組織を追い出されるとしたら、どう食べていくか考えるのは至難の業だと思う。少なくとも、自分なら途方に暮れてしまうだろう。一方、今やっている活動は潰れていったところはたくさんあるが、何とかかんとかでも漂流教室は続いている。潰れた理由を考えるに、専従一人と少数のボランティアでやっていたところなので、訪問件数ともらう金の絡みで自活するのは無理ということだろう。漂流教室は専従二人(当初は三人で考えていたが)と多数のボランティアで団体として活動することでそこはクリアしてきた。また、よしんば潰れても今の活動で出来た繋がりは、飯の種を共に考えてまた仕事を始めることもできるくらいに育っている気がする(この辺、まだビミョーか)。稼ぎとしては全然前職にはおっつかないが、将来的な不安は今の方が全然少ないのだ。というようなことを、お母さんと話していた。

■午後の訪問先でバトルスピリットというカードゲームを教えてもらった。久しぶりに新しいカードゲームに触れたが、おもしろい。その子の周りでやっている人がいないので、彼とこの後ちょこちょこやることになりそうだ。ところで、トレーディングカードゲームはいいカードを手に入れるのに金をかけると強くなる傾向があるので、大人の方が一般的に強くなると思う。その辺、なんとかならんのかね。子供がかわいそうだよby面影ラッキーホール

■夜、スタッフミーティング。今回で終わりのスタッフ二人がいて、どんな訪問だったか振り返ってもらった。二人とも自閉的特徴を持っている子に訪問していた。子供とのつきあい方が大変だった時期というのが、自分がそれまで経験してきた人とのつきあい方と違うことによると気づいてからは楽だったという話を聞いて、大いにうなずく。障害のある子供と関わることは、自分と人のつきあい方を観察するいいチャンスだな。

■その後飲み会。今日も罪のないイタズラを篠村くんにしてみた。