漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

困ったものだ

■アウ・クルから星園へ移って10ヶ月ほど経つが、ちっとも愛着がわかない。今日の日誌は愚痴です。

■「市民活動プラザ」と銘打っているが、市民団体を入居させて何をさせたいのかが全く見えない。だって、あそこは"不特定多数の利用を想定していない"施設なのだ。そんなんじゃ事業スペースにならない。管理団体が活動を応援してくれるわけでもない。自分たちのイベントはやたらに宣伝するけど。NPOへの中間支援はどこへ消えた。建物の管理だけでいいと思ってるのでは。

■アウ・クルは入居団体が共同管理するNPOの事業スペースだった。そこの代わりにできた施設がこれじゃ困る。サイトではこんなふうに書いてるが(↓)。

「札幌市市民まちづくり活動促進条例」に定める市民まちづくり活動を促進するために、活動スペースの確保と市民活動サポートセンターの補完機能や新たな公共の担い手支援機能を併せ持つ市民まちづくり活動支援の拠点です。

■一番まいるのが、使い勝手よく変えたくとも、意見する仕組がないことだ。一応、入居団体を集めての「会議」はあるが、基本的に連絡事項のみで、誰が何のために開催して何を決めるのかさっぱり分からない。質しても満足な答は返ってこない。常にそうだから、最近は諦めかけている。

■結局、市民活動なんてどうでもよくて、貸室経営くらいの気持ちなんだろう。それなら別にここじゃなくったっていい。移ったっていいのだが、せっかく入ったところだし、もう少し頑張ってみようかとも思う。NPOだしな! 自分の場所は自分でつくりださないと。こんなところに力を使うのはバカバカしい気もするけども。入居団体の活力を殺ぐ活動支援ってなんなんだ。