漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

仕組ばかりを

■水曜は訪問がない。その分、あちこち顔を出す日に充てている。4月の道教委との懇談会で、共催で勉強会を開こうか、という話が出た。それで今日も担当者と会ってきたが、いろいろ抵抗があってなかなか前に進まないようだ。さて、どういう仕掛けにすればスムーズに事が運ぶだろう。いくつか案を考えた。やってみてどうなるか。

■勉強会の内容として取り上げて欲しいことのひとつに、子供らの実態調査がある。例えば現行の不登校調査は「学校サイドから見ての不登校の理由」で、子供らが(または保護者が)どうして欲しいと思っているかの調査はない。だから対応が予防策ばかりになって、いま困ってる人へのサポートにならない。だから、当事者のニーズ調査をして欲しいのだけど、さてどういった項目にしたものか。

■また、調査するにしても一回でいいのか、毎年とった方がいいのか。恐らく要望は時間と共に変わる。どうして漂流教室を始めたときからデータを取っておかなかったかな。過ぎた月日が恨めしい。まあ、今更言っても仕方ないが、せめてこれから役立つものをつくれたら。

■ところでこの日誌はずっと俺と山田が書いている。本当はほかのスタッフにも書いて欲しいのだけど、もうここまで来ると割って入るのも難しかろう。だったらもっと別の形でやれないかな。例えば「月刊漂流」(これも随分ご無沙汰だ)のようにお題を決めて文章を書いてもらうとか。写真をアップしてもらうとか。twitterを使うとしたらどうするか。そのうち子供らや保護者も入ってきたらいいのにな、と妄想するが、さてどんなものにすればいいだろう。

■気づけば仕組ばかり考えている。さて。ねえ。どうしよっかなー。