漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

むっしりむしむし

■雨が降るという予報は北海道の太平洋側で、札幌は暑くて蒸し蒸しする日だった。しかも、27度を超えたらしい。梅雨だよな。買い出しについてきた子供が暑い暑いと言っていたのも至極当然だ。

■でも、暑いというのに中華の炒め物を作ってしまったよ。

■久しぶりに、三月まで訪問していたが進学に合わせて訪問をストップした子が漂着教室に来た。も漂流教室をおしまいにするのではなく、自分の調子に合わせて来るということにした子だ。ふらりとやってきて、前通りに話したり絵を描いたりしていた。自分が前に描いた絵を見返して、気にくわなくなったのかシュレッダーをかけていた。過去との決別なんて大げさなものじゃないが、以前の自分を切り離しているのを見るのは成長の一端に触れる思いがした。

■いつもいつも漂流教室と付き合うのではなく、ふとした時に思い出してさらりとそこに行ける/訪問してもらえる機関であるのがいいなあ。そして、最後には忘れ去られるような機関になるのが望みです。「深山に散る紅葉の心意気」というのは、覚悟のススメだっけか。そんな感じで。