漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

ペング見学

象

■山田がまだ土曜の日誌を書いてないが、まあいいや。

■昨日は「パーソナルアシスタント・ペング」の見学に行ってきた。1回50分のコースが3回。最初は様子見、次は一緒に粘土で遊んで、最後は子供の相手もした。写真は紙粘土で作った象。

■50分の中で、決められた作業と自由に好きなことと、ふたつのことをする。自由時間を増やしたければ、決められた作業を早くこなす必要がある。こだわり過ぎると楽しい時間が減る。その辺の匙加減を絵を描くうちに学べる仕組になっている。子供ひとりひとりに合わせ、作業手順や困った時の処し方が図示されている。加えて、ほぼマンツーマンでスタッフが見ている。とはいえ、決してスタッフからは手を差し伸べない。ここら辺が難しいところで、自分が子供についたときは手を出したくなって困った。見栄えいい作品をつくることが目的なんじゃなく、子供が絵を描くことそのものが大事なのだから、スタッフはそうしやすい環境をつくるだけでいいのだ。

■もうひとつ難しかったのが、つい喋り過ぎてしまうところで、そうすると子供の手が止まってしまう。あくまでアート活動をする場所なのだから、それを放棄させちゃダメなのだ。自分たちのやってることを振り返るいい機会になった。絵やら粘土やらを使うヒントも手に入れたし。

■今日は比較的のんびり過ごす。カレーをつくって食う。