漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

ならぬもの

稚内で起きた高校生による母親殺害の事件は、とんでもない方向に話が進んでいる。息子が50万円で友人に殺害を依頼し、また友人もそれを受けたとは本当なのか。あまりのことに唖然とするが、唖然とするのは自分がこれまでそんなことを頼みも頼まれもしなかったからで、持ちかけられていたらどうだったかはわからない。勿論やってない自信はあるが、もしかしたらとも思う。だから簡単に唖然としてはならぬ。簡単に唖然とする人は、簡単に結論を出す。しかし一方で、簡単に唖然としてはならぬと決めてはならぬ、とも感じる。唖然とすべきときは一度唖然とした方がよい、唖然としたい、という欲求だってあるのだ。と、こうやって何でも禅問答的になってしまうのが俺のくせで、これもどうにかならぬか。

■事業を興した理由、事業の仕組、事業の目指すところ、事業にかける自分の思い、これらを話すのに金をとってはならぬと俺は考える。これらは利用者に先ず知ってもらわねばならないことで、自分が知って欲しいことを、相手から金をとって話すのは筋が通らない。講演会のように限られた人にだけ話すものでもない。パンフやサイトなど、目に付くところに明記しておく性質のものだ。たまには講演でもして「漂流教室」の財政に寄与したいと思うのだが、こういう面倒なことを考えてしまうとなかなかできない。いや、面倒くさがりだからあれこれ理由を考え出して講演をしないのかな。と、くだくだ文句を言ってるのは、さっきそんな内容の企画を見てしまったから。よそ様のことながら、おかしいってそれ。

■麻雀大会の話だが、やはりと言うべきか何も覚えていなかった。事務所のカレンダーには、9/2のところに「麻雀」としっかり記されている。しかも俺の字で。なのに何も覚えてない。もう何度誓ったか知らないが、飲み過ぎてはならぬ。麻雀大会は9/2(土)の14時からぼちぼち始めます。


■訪問が休みになったので、午前中から「漂着教室」へ。山田と体育館でキャッチボールなどをして汗を流す。ezorockさんからインドの武器、チャクラムのようなものを借りた。フリスビーのように投げて遊ぶのだが、世界記録が383mという化け物のように飛ぶ代物だ。なかなか楽しい。うちでも買おうかな。

■その後、互いの訪問先について語る。嬉しいこともあり、辛いこともあり。こうやって口にし、耳にすることで助かること発見することがある。二人でやっててよかったと思う瞬間だが、同時に一人でやってるところの大変さも思う。だからこそネットワークがあるのだが。

■問い合わせの電話が何件か。だんだん知られてきたか