漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

虫愛づる

ヘビトンボ

■イタドリの葉の上にキアゲハの幼虫を見つけた。しかしイタドリはキアゲハの食草じゃない。変だなと思って茂みをかき分けたら、シシウドか何かセリ科の植物が生えていた。納得。写真に撮って載せようと思ったが、幼虫が苦手な人もいるかと思い断念した。

■幼虫といえば、庭の山椒にアゲハの幼虫がたかっている。もう随分大きくなって、つつくと生意気に角を出して威嚇する。このまま蛹になるまでおいといてもいいが、彼らの食欲は半端じゃないので、山椒が丸坊主になるだろう。それは惜しい。といって、こいつらの食草であるミカン科の植物が北海道にはあまりないから、捨ててくるのも憚られる。ともかく写真でも載せようと思ったが、幼虫が苦手な人もいるかと断念した。

■事務作業をしていたら、「アウ・クル」事務局の宇野さんが、気持ち悪い虫を捕まえた、と持ってきた。どれどれ、と見せてもらえば、なんだヘビトンボじゃないか。トンボの名がついているが、どっちかというとカゲロウに近い。なりこそデカイが、ヘコヘコ飛んでる姿がかわいい虫だ。幼虫は清流に棲む。この近くだと豊平川か鴨々川か。それだけ川がきれいなんだろう。これは写真載せてしまえ。(7/14昼)

■一昨日、自由が丘亀貝さんより、急遽市教委との会合が入った旨連絡を受ける。「漂着教室」の開始時間を少し遅らせ、朝一番で市教委へ。市内のスクールカウンセラーと小中学校の教頭を集めた協議会がある。そこでフリースクールも交えて討論など出来ないか、というのが交渉の内容。諸々の理由で叶わなかったが、代替案を検討するとのこと。話は変わるが、今年度市教委は、不登校の子がフリースクールを利用している場合、当該団体と連絡、連携を図るよう各学校に"強く"指導しているそうな。会議でもそう言い、通知としても流している。これは大きな変化だと思う。ただ、あくまで子供がフリースクールを利用している場合なので、学校が把握してなければ連絡も連携もない。「学校に足を運んでみて下さい」と担当官は言っていたが、その必要がある。

■遠くに花火の音を聞きながら、夕方から訪問2件。帰り、事務所に寄り相談電話など受け、軽く事務作業をして帰宅。

■昨日の日誌にある市議会議員の発言は本当にひどい。こんな議員を選出した札幌市民であることが恥ずかしくなる内容だ。詳しくは明日、山田が書く。だろう。(7/14夜)