漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

冬が始まるよ

■昨夜から断続して降り続いた雪で、一面銀世界の札幌。気温もぐっと下がり、この冬初めての真冬日となった。ラジオでは午後4時の気温-7℃なんて言っている。いっきに冬本番だ。道路もすっかり雪に覆われ、本格的な冬道運転に市内のあちこちで渋滞が起きていた。たいして予定のなかった俺はまだいいが、訪問の多い山田や「と・ざ・ん」の渡邊さんは大変だったろう。

■今日が10日だから、12月ももう3分の1が終わったことになる。月日の経つのは早いものだ、とこの間訪問先でも話題になった。先週の金曜に市民会館でフリースクールネットの会合があったなんて、なんだか信じられない。遠い昔の気がする。

■ちなみに、その会合の隣の部屋では「勝ち組講座」なるものが開かれていた。若い人たちがたくさん集まってたが、何をやってたのかは不明。リーダーらしい女性が「3日間でよくそこまで気づいたね。すごい。みんな拍手」とかなんとか言ってたのは聞こえた。正直、自分たちの集まりより気になった。

■面白いもので、あんな市民会館の一角を借りてのものでも、「勝ち組」と名乗られてしまったら、そこに入れない人たちは自動的に「負け組」にカウントされてしまう。実際、フリースクールネットの集まりに出た人の中にも、そういう気持ちになった人はいるはずだ。ところが、例えば俺が「負け組講座」なるものを開いたとしても、そこに来てない人が「勝ち組」だとは限らない。このカテゴリーの"ずれ"が、「勝ち組/負け組」という"一見"二項対立の概念のキモなんだろうな。

■雪は今夜から明日が本番らしい。ついに月曜からは冬モードだな。無事故祈願。


本日の脳内BGM:夜桜お七坂本冬美