漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

ニュースでも報じられたよ

■JDECから帰ってきたら、案の定車は雪に埋もれていたので深夜に雪かきしたよ。

■さて、JDECについてはNHKの全国ニュースでも取り上げられていた。消えるかもしれないが、URLはこちら。記事本文を念のため貼っておく。

不登校になってフリースクールなどに通う子どもたちへの公的な支援について話し合う催しが10日、東京で開かれ、参加者からは「経済的な理由でフリースクールに通えない子どもへの支援を充実させてほしい」などの意見が出されました。

フリースクールは、いじめや引きこもりなどで不登校になった子どもたちに学習指導などを行う民間の施設です。
10日、東京・渋谷区の会場で開かれたフリースクールなどに通う子どもたちへの公的な支援について話し合う催しには、フリースクールを運営している人などおよそ100人が集まり、はじめに文部科学省の担当者が、国としても近く有識者会議を開いて支援策を検討し来年度中にまとめる方針を説明しました。
これに対し、フリースクールを運営している人たちからは「経済的な理由からフリースクールに通えない子どもが増えていて、こうした子どもへの支援を充実させてほしい」とか、「フリースクールではなく家庭での学習をみずから選ぶ子もいて、あらゆる状況の子どもたちの支援制度を考えてほしい」といった意見が出されました。
催しを企画したNPO法人フリースクール全国ネットワーク奥地圭子代表理事は「子どもたちにとってよりよい支援策がまとまるよう現場の声を伝えていきたい」と話していました。

■「フリースクールは、いじめや引きこもりなどで不登校になった子どもたちに学習指導などを行う民間の施設です。」という報じられ方も突っ込みたいところだけど、今回の大会の中でも多くの声が上がったのが、経済的理由からフリースクールに通えない子供がいるという点。子供・家庭に対する直接支援の形を取ってはどうかという話は、支援のために考えている法律案「多様な学び保障法」でも出てきている。ただ、これは不登校になれば自動的に支給されるのではなく、フリースクール等を利用したいと届け出があった場合にのみ支給される計画だ。これだと、フリースクールが無い地域では学習権の保障に格差ができる。ホームスクーリングも一定支援できる機関が必要であり、全国で可能になるためには機関支援が必要なはず。つづく(火曜日)