漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

帯広行き

■朝八時、山田・相馬・とざんの渡辺さん・スタッフの高橋さんの4名で帯広へ出発した。免停が明けたばかりの山田は、警察の姿がないか怯えながらの運転。速度もほぼ制限速度。くねくねの樹海ロードでは、それが幸いしてきれいな紅葉を満喫できた。ちょうど正午ころに帯広に着き、昼食を食べてからいざ「不登校を考える集い」へ。

■受付をして領収書をもらっていると後ろから「札幌の漂流教室の方ですか?」と話しかけられた。まったく知らない人だったのだが、話してみると某スタッフのお母さんであった。一緒に写真をとって本人にメールしたところ、驚いていた。その後自由学舎クラムボンの寺本さんに会い挨拶する。相変わらず相馬氏は人の顔を覚えていない。本人曰く「だってちょっとしか会ってないもん」そうかなぁ。

■集いでは、江陵高校・北星学園余市・星槎・帯広柏葉(定時)と四高校の先生がずらりそろっていた。これだけの高校の話しをいっぺんに聞けるのは珍しい。さらに、帯広の適応指導教室の先生、先に挙げたクラムボンの事務局長、PAS星の森スペースの方、はるにれの会の親御さんと盛りだくさん。最初に諸氏から報告をということで時間が心配だったが、案の定最後に予定されていたグループ討議がなくなった。しかし、生徒との接し方が違う高校の先生方が自分たちのやっていることを交換しあえたのは大きな収穫だったに違いない。多分6時からの交流会の方で大いに盛り上がったのだろうと思うが、それには参加できなく残念。

■話しの中で面白かったのを一つ。帯広の適応指導教室では、今年度から中学校で定期テストを受けられない生徒がテストを受けられるようにしたそうだ。札幌ではあるフリースクールで生徒が定期テストを受けられないか中学校と交渉したところ、「受けるのは勝手だが、評価はしない」と言われて交渉がストップしていた事例があった。そこで、学校との間でそうした軋轢が会ったか尋ねたところ、かなりすんなりと校長判断で決まったというような話しだった。札幌の場合も適応指導教室では受けられるようになっているのかしらん。

■帰りは暗い中、日勝峠の辺りで雨になり、さらに腹も減ったまま運転した。結局札幌に着くまで飯は無し。びっくりドンキーでたくさん食べて帰りましたとさ。