漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

覚えていることはその時のままか

■今日月曜日の訪問は予定四件、実際三件。一件はおねむでお休み。もう起きているかな?

■日曜日、合気道の見学にいってみた。見学だけかと思ったら、誘われて準備運動に始まり、投げられたり投げたり。体を動かすのは気持ちいいものです。来週もいってみるぞ。興味のある人がいたら、一緒にどうですか?訪問先の子供らには話しをしているのだけど、やっぱりみんな難しいと思っているのかな。あ、でも、夏くらいまで合気道をしていた、という子もいた。今度会うのが楽しみだわい。ちなみに筋肉の疲れはほとんどありません。やや肩が重いかなというくらい。

■うまくいったこと/失敗したことのどちらを覚えてしまうか、というのは、体験の快/不快とも繋がっているのかな。この夏、祖母の法事で読経を聞いていた時に、坊さんが大きなおりんをガンガン鳴らすのを聞いて、一歳ちょいの甥っ子が怯えてわんわん泣いた。恐らく、ものすごく不快な体験だったと思うのだが、先日父に聞いたら今彼のはやりは焼香と読経のマネなのだという。読経をする時には、バケツをひっくり返したのをおりんにみたてて叩いているらしい。あれだけ不快だったはずの出来事が、快の思い出になっているのは面白い。もしかすると、快/不快やうまくいった/失敗したという感覚は、正確にその時の感覚を保持しているのではなく、思い出したその瞬間ごとに感じていることなのかもしれないね。

■他のスタッフの活動や思いについて知りたい、というリクエストについて。パソコンを使える人については「日誌書いてみないかい」と誘ってみてもいるのですが、どうも反応が鈍い。そこで「月刊漂流」の出番となったわけです。ただ、今度のミーティングでもう一度提案してみますね。

■次回の「漂流しない教室会議」は10月30日です。時間はまだ未定なので、ここでお伝えすることになります。