■「福」の字を逆さまにした看板を出しているラーメン屋があって、なんだろうと思っていたら、読んでいた安野光雅の本に、たまたまそのことについて書いた箇所があった。曰く、逆さまの「倒」の字は「至る」に通じ、「福」の字を逆さまに貼るのは「福が来る」という意味であるとのこと。そういえば、店の名前は「福来軒」だった気が急にしてきた。
■この中華式倒置法を不登校に応用すると、学校の先生は子供の学校復帰を願い、不登校の子供の机に逆さまの「子」の字を貼る、ということになるのだろうか。と書いて気がついたが、「漂流教室」のシンボルマークである漂流男。「子」の字をひっくり返したように見えなくもない。どうでしょう。
■ところで、同じように「本」の字を逆さまにして掲げている古本屋があるが、これは何と読むのだろうか。古本屋は本が来なけりゃ商売にならないから、そのまま「本が来る」でいいのだろうか。それとも「本末転倒(本待つ転倒)」とでも読むのだろうか。まさかね。
■雨こそ降らないものの薄ら寒い日。道東、道北では昨夜は雪だったとか。いつまで寒いのか。今年の農作物の出来がちと心配。全然関係ないが、長野県天竜村で、構造改革特区を利用してNPO法人の運営する小中学校が開校したそうだ。特区学校法人「どんぐり向方学園」。ふーむ。これもチャータースクールということになるのかな。あ、職員募集してるぞ。長野県は一昨年キング・クリムゾンの公演があったんだよなー、確か。
本日の脳内BGM:太陽と戦慄part.2(King Crimson)