漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

それぞれの訪問スタイル

■私が訪問に行くと、今日私と話そうとしていたことを用意してくれている子がいます。それは前回の訪問にした続きだったり、「茂木さんに聞こうと思って」と言う場合もあります。また別の訪問先では、「あれ、今日だっけ」と直前まで寝ている子や訪問をすっかり忘れている子もいます。

■そのどっちがいいとか悪いとかの話ではなく、「それぞれのスタイルがある」と気づいたという話。訪問する私にもきっと自分でも気づかない「訪問スタイル」があるだろうし、また同時に訪問先の子にも訪問を受け入れる「訪問スタイル」がそれぞれ存在するのだと思いました。

■今訪問している中で1番長い子は7年目になりましたが、きっとこうして何年も訪問を続ける中でお互いの「訪問スタイル」を身につけたのだと思います。でもそれは「自分を作ってる」とかではないし、そして自分一人では作れないスタイルだとも思います。そして私の「訪問スタイル」は一人ひとり訪問先によって違うのだと思います。

■難しい課題を見つけてしまいました。もう少し練って考察して考えがまとまったら、日誌で書きたいと思います。