■「北海道CAPをすすめる会」にお願いして、子どもの権利についての「おとなワークショップ」を開催した。通常のプログラムに加え、性暴力について詳しく触れてもらった。スタッフ研修の一環としておこなったものだが、保育園のスタッフや保護者からも参加希望があり一緒に受講した。
■こういう研修を受けると胸が苦しくなる。ジェンダーだったり年齢だったり地位だったり、「権力」のある側にいて「権力」によりかかった振る舞いをして無自覚だったと気づくからだ。中学の高校の大学の働き出してからの自分を振り返り、いたたまれない気持ちになる。
■一方で妙な自信みたいなものがあることにも気づく。子供にかかわる仕事をずっとしてきて、なんだかんだで知識だけはあるのだ。知っている分、できている気になってしまっている。ワークショップを受けながら、どこか俯瞰して見ている自分がいる。その傲慢さにまた苦しくなる。
■なので、これ一回で終わらさず何度も繰り返し受けることが必要なんだろう。「本当にお前はわかってるのか?」としつこく問い直す。そういうプログラムにしたい。
■今回の研修は越智基金からの助成で実施した。残った分はボランティアスタッフの交通費に充当する。ありがとうございました。(3/23夜)