漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

いろいろやってるよいろいろ

■台風が来る前に、というわけでもないが岩内の学習支援に行ってきた。漂着教室ではLINEを使った学習支援。これにこちらもLINEで参加しながら岩内で支援。

■こんな風に漂流教室は、訪問(アウトリーチ)でもIT活用でも学習支援を行う能力を持ちつつ、そのベースは居場所や訪問による対人関係構築を行っているわけですが、中々注目を集めない。世間的には、教育機会確保法によって「これから始めます」という企業がバンバン入ってくるお膳立てが出来ていて逆風すら吹いている。始める人からしたら、新しい酒は新しい革袋に、ってやつでしょうかね。しかし、不登校だの夜間中学だの子供の貧困だのにおける学習支援というのは、新しい酒ってことではなくむか〜しからやってきた人がいるわけで(うちも含む)。毎年出来上がる酒が溢れているのを見かねてちびちび袋に入れていた人のことは無視して、「今気づいたわ〜やばいわ〜」と言いながら「大きな袋を用意した人にはお金を出します」というお知らせをしている人がいる状況、というのが正しい。こういうのはもっと短い言葉で「泥縄式」という。

■さて、来年四月には札幌市長選挙がある。以前の市長選挙の時には、フリースクール界隈にも色々とコンタクトがあり、政策にも反映されてきた経緯がある。今度の候補者はやはり教育機会確保法を受けて、政策を考えることになるだろう。そこにどれくらい自分たちの考えを伝えて、反映させることができるか。考えねばならないことがまた一つ。(月曜)