漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

日本の夏

■日本の夏、金鳥の夏。 どうも、ボードゲームの寺沢です。今回は代理で日誌を書いております。

■今回もいくつかのゲームを遊びましたが、その中から二つのゲームをピックアップしてご紹介します。
・キャット&チョコレート
■<キャット&チョコレート>は、言語系のカードゲームです。ざっくりとゲームの世界をお話しすると、「古い屋敷で起こる数々の怪奇な問題を、手持ちのアイテムを駆使して乗り越えられるか?」というものです。屋敷を舞台にしたものの他にも、色々なシリーズが出ています。ゲームの進行は、下の例の具合です。

例:プレイヤーAの番です。問題は「悪霊のいる礼拝堂から逃げ出す」。アイテムは「謎の小瓶」「バナナ」「猫」(二個使用)
A「まず、猫を放ち、悪霊の気を猫に引きます」「それから、悪霊の後ろからそっと近づき、謎の小瓶の中に入っていた聖水で、悪霊を浄化しました」

他のプレイヤーは、話を聞き、判定を行います。Aの説明に大半のプレイヤーが納得し、Aはポイントを得ることが出来ました。さあ、次はBの番。新しい問題を、Aとは違うアイテムを使い、解決することができるでしょうか……

■描くストーリー、設定は、プレイヤーの自由です。

  • 「悪霊は猫に弱く、猫を見せると小さな虫くらいの大きさになってしまった。私はそれを謎の小瓶に捕まえた」
  • 「謎の小瓶の中身を猫にかけると、猫は巨大な化け猫に変わる。悪霊と化け猫が戦っている隙に、私は礼拝堂を逃げた」

納得のいく面白いストーリーを閃いて、饒舌に説明できた時は楽しく、全くアイデアが浮かばないときは、泣く泣く変なストーリーを説明することになってしまいます。
 
■今回は参加者のリクエストで遊びました。彼女は面白いストーリーを作るのが得意なようですが、私はとってもニガテです(言語系ゲーム全般)。文字通り、「問題を切り抜けた」気持ちになって、安堵するゲームになっております。
・ZAN!
■<ZAN!>は、写真にもある通り、日本を舞台にしたチームバトルゲームです。ただし、外国人が作ったため、設定には突っ込みどころ満載。「細かいことはいいんだよ」と言われそうな楽しいゲームです。

■チームは、侍チーム・忍者チーム・浪人(一人)の3チーム。侍チームの将軍様だけは全員に公開されますが、他のプレイヤーの身分は、ゲームの最後になるまでわかりません。自分だけが知っている身分を、出来るだけ悟られないようにし、味方を探すのですが、しばしば珍事件が起こります。

  • A「将軍様。私は侍で御座います」 B「いえいえ、私が侍」 C「私こそが侍」という、熾烈な侍アピール。
  • 「様子見に、隣のプレイヤーを攻撃したら反撃され、エスカレートして殴り合ったら、実は味方だった」という、茶番劇。

■こちらは、参加者が時々持ってきてくれるゲームです。待ってましたというか、この馬鹿馬鹿しさ、癖になります。
というわけで、お昼のそうめんの写真と併せ、「日本の夏」で〆たいと思います。はい。

・次回告知

  • 日時:7月20日(日)13時〜 ご飯作り・食べ希望の人は、11時頃に
  • 場所:漂着教室(プラザ星園内)
  • 参加費:なし ご飯を食べる人は、材料費100〜200円をスタッフに

■いつ来ていつ帰ってもokです。持ち込み大歓迎。ではでは。