■フリースクールスタッフだから子供に優しい視点や豊かな視点を持てるわけではない。もし、そういう視点を持っていたとしたら、それは周りの人たちとたくさん話をして、試行錯誤した結果だ。
■だから、ひとりの子供に複数の大人が関わること、関わってる人同士が話をする余裕があることが大事なんだけど、忙しいとそうも言ってられなくなる。ひとりでいろいろこなさねばならず、そうなると不安になるから、独学で勉強する。そしてステレオタイプな子供理解におちいる。別にフリースクールだけじゃない、教師も保護者も、大人全員に開かれている落とし穴だ。
■というようなことを、今日の会議で考えてたわけです。福島で子供若者支援をしている人をサポートしようというこの事業だけど、とにかく福島の現場は忙しすぎる。一度離れて、相対化することで見えてくるものもあるんだけど、そんな余裕はとてもない。うーん。たとえば俺が福島へ行って、向こうのスタッフが代わりに漂流教室で働く、職員交換制度みたいなことはできないかな。俺も向こうの現場が分かるしね。
■次の会議は9月。なんかうまい方法を考えてみるか。