漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

漂着お試し

岡村ちゃんの新譜を買った。それから一週間、車の中でずっと聴いてる。うっかりすると踊りそうになるので危ない。♪ミニ履く子いつも気になるよ だから電話もかけずに会いに行こう。いや、電話くらいしよう岡村ちゃん。そして「ヘルシーメルシー」の歌詞が聞き取れない。

■しかし、買った日はまだ車の窓を開けて走ってたのに、あっという間に寒くなったな。(本州は暑いらしいが)

ビバナミダ

ビバナミダ

10月1日の日誌にある平野さんの講演報告が面白い。漂着教室にもプログラムはない。利用者が何かしたいと言えば、それを手伝う。形は同じで、でもこっちは特に裏付けなくやってきたので、ああやって背景を説明してもらううと助かる。

■じゃあなんで裏付けなくそういう形をとったのかと問うならば、プログラムを考えるのが面倒だったから、ではなく、自分がそうやって育ってきたからだろうな。ほっとけば人は勝手に動き出すと俺も思うので。正確には無視という形でのほっとくではなく、安定した空間、関係を用意した上でのほっとく。

■で、これが案外難しいのです。いきなり知らない空間に来てひとりで探索できる人はそういない。漂着教室にはいろんなものが置いてあるけど、あれこれいじりだすのはかなり慣れてきてからで、最初は手も触れない。というより目に入ってすらいないんじゃないかな。好きに遊ぶというのは、実は結構なエネルギーや安定を必要とするものなんじゃないかと思っている。

■だから、漂着教室利用にお試し期間をつくることにした。見学に来て気になったら、それから4回無料で利用できる。いわば利用前の観察期間だ。観察して、いて大丈夫か、何をするかしないか考える。大丈夫そうなら正式に使えばいい。見学後「体験利用したいのですが」と連絡くださればスタートです。