漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

嬉しい余波

■石狩や江別、札幌でも北の方は大雪だったらしい。俺の住んでる辺りは朝から晴れていたのでよく分からない。臨時休校になるくらいの雪ってどんなだろうか。いや、雪かきしたくないから降らなくていいけど。

朝鮮学校への補助金について下村文科相の発言にがっかりしている。

下村大臣は「無償化の対象に加えないことは政府として決定したことだ。朝鮮学校は、朝鮮総連在日本朝鮮人総連合会の影響下にあり『教育は不当な支配に服してはならない』とした教育基本法にも抵触するのではないか」と述べました。

また、下村大臣は「朝鮮学校が、日本の教育制度の下で学校教育を行う方向に転換すれば、すぐ無償化が適用される。子どもには罪がないので、朝鮮学校には、ぜひ、そういうことも考えてほしい」と述べました。(NHKニュース)

既にこの要求が「政治による教育への不当な支配」なんだけども、彼はそれに気づいていないのだろう。「子どもに罪がない」と大臣は言うが、子供に関係のないことで子供に不利益を与えて知らんぷりするのが教育行政のトップなのは、本当に困ってしまう。

■そして、「日本の教育制度の下で」の部分はそのままフリースクール不登校に流用できる。要は、こちらの定めたものに従うなら学ぶことを許可しましょう、そうじゃなければ不都合があっても自己責任ですよ、ということだ。

■原稿書きの助走に日誌を書いていたら、教育大の平野さんから飲みHELPが入った。予定してた宴会に人が足りないから来てくれとのこと。大雪で江別の人たちが来れなくなったんだそうだ。まさかこんな形で余波が来るとは。