漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

エレベーターを降りたら雪国だった

■訪問先を辞してエレベータに乗るまでは晴れてたのに、下に着いたら吹雪だった。四方がまるで白い壁で、数メートル先も見えない。恐ろしいけど、真っ白な世界に突っ込んでくのは楽しくもある。

■訪問は2件。高認試験の勉強をする。計算の煩雑さだけが売りの問題を載せる意義はどこら辺にあるのだろうか。式も答も美しくない。こんなの数学じゃない。苦役ですよ。

■苦労を教えるのも大事なことだ、みたいな発想はちょっとウソがある。学校に行かないでいると、楽な方に流されている、逃げてはいかん、なんてことを言う人がいるが(ホント、未だにいる)、俺みたいに学校が大好きだった人間が、学校なんか行って楽してるんじゃねえ、とは言われない。楽/苦労という分類をするなら、言われたっておかしくないのに。結局、「学校へ行くべき」という自身の価値観を混ぜちゃってるんだよね。どういう価値観を持っててもいいけど、混ぜちゃダメ。

■何度か書いてるけど、子供のうちに苦労なんてしなくていいよ。子供時代ってお仕着せばっかりになりがちだし、苦労が自分を高めるのは、自分で必要だと思って選ぶからじゃないの。自身の経験をよく振り返ってみた方がいいと思う。

■お知らせ。明日の漂着教室は所用のため17時半で閉めます。ご迷惑をおかけします。