■調理実習の見学をする。ミートソーススパゲッティをつくるのに、ミートスープにする班がある。沸騰しないうちに麺を入れ、低温調理する班がある。看過できず、ちょこちょこアドバイスしていたら、後から先生に叱られた。
■曰く「生徒それぞれが何をできて何をできないか見ている。手伝うとそれがわからなくなる。また、失敗しても構わない。なぜ失敗したか、どうすれば回避できたかを考えることが学習である」。はてさて、「失敗」に寛容であり、「失敗」の効能を熟知しているのは実は公教育であったのか。なんとも悔しい限り。
■しかし、こういう発見があるのが、別組織の一員を希望した所以でもある。ほかのフリースクールスタッフも一度経験してみるといい。
■そして、できうれば教師もフリースクールで働く機会がほしい。今日の俺のような発見があるはず。いや、悔しまぎれではなく本当に。収入を保証したまま、別の教育機関に研修にいける仕組があったらいいのに。