漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

分かってないのかも

■市役所に行ったら「元気カフェ」のオープニングセレモニー中だった。庁舎内に誰もが来られるフリースペースをつくりたいと妄想してたが、先んじられてしまった。まあ、まだ不登校の子が来るような場所はないから、これからだ。

■先日の「フリースクール等で子どもを育てる親の会」勉強会について考える。例えば、
ZOOPY:9/18分9/22分
Kametarou Blog:9/18分
で内容が紹介されている。おおむね好意的。親の会の勉強会としては良かったと俺も思う。一方、フリースクールの立場からは、札幌市教委の学校教育部指導室を窓口にしていても進展はない、ということが改めて分かった瞬間でもあった。指導室はあくまで「指導要領に乗っ取ったカリキュラムを教える公の団体」のみを子供の学びを保障する機関と考える。それ以外は、感謝したり懇談したりはするが認めない。そういう姿勢をはっきり見せていた。

■その枠を乗り越えろ、というのがそもそも無理なのかもしれない。だったら、どこか別の窓口を探した方がいい。そんなことを考えていたのだが、市民自治推進室の加納さんから「みんな情報がないんだよ」と言われ、少し軌道修正した。

■指導室は毎年フリースクールに見学に来る。見学に来てどう処理してるかは分からないが、とにかく来る。こっちは毎年来るんだからいい加減活動内容は分かるだろうと思う。思って、それについてどう考えてるのか質す。そうして「フリースクールもいろいろありまして…こちらとしては何とも言えず…」のような返答にいらつくのがこれまでだった。

■それは誤解なのかもね。何も分かってないのかもね。規模とか、その日見た子供の様子しか知らないのかもね。フリースクールで過ごして、その後どうなるか(事例は話してるはずだけど)想像つかないのかもね。

■個別の事例じゃなく一般的な話にして、データもくっつけて見せてみたら。そうしたら何か動くかも。そう思った次第。知りたくない情報は見やすくパッケージして出してあげなきゃ見ないよな。札幌自由が丘が北大教育学部の研究対象になっていて、そういうのでもいいのかも。どうも忙しさにかまけて情報をないがしろにしてしまう傾向があるが、有効に使わないと。今更だけど。

■親の会からの調査でも面白いかも。どこかやってみませんか。

■ちょっと分かりづらいが、前を走るトレーラーのタンクがステンレスで、凸面鏡のようになっている。視界をふさがれてるのに道が続いてるような不思議さ。でも景色は逆に流れる。面白くてずっと後をつけてしまった。動画で撮りたかったな。