漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

ディオゲネチュ

スミレとか

■説明訪問のあとスタッフを迎えに行くまで間があったので、北広島の「レクの森」をブラブラすることにした。サンショウウオがいるかと思ったが、水辺はアメンボ天国だった。以前ここに来たときはいたんだけどな。残念。水がずいぶん汚れてたが、そのせいだろうか。

■スタッフミーティングが終わってから、有志でディオゲネスクラブの予行演習(ディオゲネチュクラブと勝手に命名)をしてみる。話してはダメ、独り言もダメ、ケータイはダメ、楽器ダメ、ゲームもダメ、話したくなったら廊下に出るというルールで、とりあえず30分と時間を決めてやってみた。

■最初は据わりが悪かったが、だんだん居心地がよくなってきた。初めの違和感ははっきりしていて、何かをしてる自分を意識してギクシャクしてたのだ。会話を禁止されたことで、何をしても、「話すことが出来ないせいでわざわざしてる」という色がついてしまう。ひとつのことを禁止するだけで、全体に影響が出るとは思わなかった。

■それでも段々慣れてきて、自分が気にならなくなると他人も気にならなくなってくる。あーいるなーという感じで、鷹揚な気持ちで受け止められる。終わってから感想を話し合ったが、みんな想像以上に楽しかったようで、

  • 会話以外のコミュニケーションも禁止
  • といって他人無視もダメ
  • 本を読むのもなし

というルールを追加し、次のミーティング後にもやろうということになった。何回か試行したら、どこか場所を借りて本番に挑もう。

■なんとなくだが、これを終えた後は参加者どうし仲良くなる気がするな。話し合うより心を許す感がある。

■お知らせ。会議のため、明日の漂着教室は17時で閉めます。急なことでご迷惑をおかけしますが、ご了承下さい。