漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

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札幌心療福祉専門学校で特別講義。講義といえるほどしっかりしたものじゃないが、他に言葉がないのでそう言っとく。

■「漂流教室」の活動について、利用してる子供について、普段心掛けてることについてなど話す。なんとなくまとまりに欠けたのは前回と同じ。5年経ったのに進歩がねえ。山田がたくさん喋ってくれたので助かった。俺はどうもダメだなー。具体的に質問がないと何を言っていいのか分かんなくなる。もっと少人数でやってみたい、って同じことを5年前も書いてるよ。しょーがねえな全く。

■学生の特権はインプットのみに専念できることだ、と学校に行くと思う。仕事は基本アウトプットなものだから、出すために入れる。役立つものというのは、出すためのものなのだ。仕事に使うものばっかり仕入れて、他の余計なものを入れてるヒマがない。これが案外つまんない。たまには、出すことなんか考えないで、与えられるものをただただ吸収したいと思う。つまんなそうなものでも、くだらなそうなものでもいい。摂取したものが身体を作る。だから、「この勉強が何の役に立つのか」という言葉が気に入らない。役に立たないから入れるんだよ。(反対に、もう学生じゃないのにただ吸収するだけの人もやっぱりダメ。何も言いたくなくなる)

■だから、仕事を離れていつでも大学に戻れるような仕組が欲しいな、と講義を終えて思った。いや、戻れるけどさ。金と時間があれば。それがなくても戻れる仕組が欲しいのさ。

■昼頃、遠くで雷がコロコロ鳴っていたが、あれはどの辺だったのかな。