漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

したがってのんびり

■午前中に「漂着教室」見学が1件。午後にもう1件入る予定だったが、こちらはキャンセル。体育館利用者も来ず、なんとなくのんびりした午後を過ごす。実際はあれこれ電話が入ったり、作成中の書類の内容を考えていたり、今後の企画を考えていたりしたのだが、傍目にはまあのんびり見えたはず。また、のんびりしてないと敢えて主張する謂われもない。したがってのんびり。

■一昨日書いた「ボランティアスタッフの新たな動き」、学習会だか研鑽だかで、スタッフ同士のディベートが提案された(される)よう。俺と山田がそこに入れてもらえるのかまだ不明だが、面白い企画だと思う。自発的に動いてるのも頼もしい。とかいって、山田相馬vs.ボランティアスタッフというディベートだったらどうしよう。絶対勝ってやる。(模擬討論は勝ち負けを競うものではありません)

■昨日、内田良子さんの講演会の報告会を行った。「もぐらの会」の谷口さんから詳細な講演録を送ってもらったので、実際の発言に即した報告ができ、大変助かった。しかし、どれだけ詳細な記録をもとにしても、報告で語られるのは講演者の言葉ではなく、報告者の言葉になる。報告する人が、その人の考えに従って、またはその場に見合ったものにしようと切り取り、加工(声音、間、仕草なども加工だ)した言葉だ。常にそこを意識してないと、無責任な噂話で終わってしまう。メディアリテラシーとはかくも有用なものであるよ、と再確認した次第。