漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

不幸な方向で

白い葉

■通りがかりの庭先で、枝の先に白いものがチラチラしてるのが見えた。え、花か。確かにここ数日の陽気じゃ、春と勘違いするそそっかしい木があっても不思議じゃない。車を降りて寄ってみると、裏が真っ白な葉っぱだった。一枚失敬して、今はダッシュボードの上にある。

■昼の訪問先が、最近学校に通いだしたとかで一時お休みになっている。空いた時間で、今週末の新人トレーニングの用意。その合間に日誌も書いている。ところで、最近気づいたこと。耳がいい加減なので、ラジオなどで流れる歌もかなりテキトーに覚えている。その間違い方に法則があるような気がしてきた。簡単に言うと、不幸な方に聞き間違える。この間、Bread & Butterの「あの頃のまま」がラジオでかかった。

♪For myself For myself 幸せの形にこだわらずに 人は自分を生きてゆくのだから

だが、俺の耳にはこう聞こえた。

♪For myself For myself 幸せの形にこだわらずに 人は地獄を生きてゆくのだから

すげえ。地獄を生きていくのか。拝一刀か。冥府魔道に生きるのか。四生六道順逆の境に立ちて死生命あり。人生いいことなんてない。それでも生きていかざるを得ないっていう諦めを歌ったんだね。パンクだな、Bread & Butter。すっかり感心して、帰宅後、歌詞を確かめたら「自分」だった。なんだよバカ。でも、「あの頃のまま」って作詞ユーミンだもんね。「地獄」なんて歌詞にするわけないよ。

■The虎舞竜(ダメだ。この名前、何回見ても笑ってしまう)の「ロード」も、「♪何でもないようなことが幸せだったと思おう」だと、ずっと勘違いしてた。「思う」じゃなくて「思おう」。本当は幸せじゃないってわかってるんだけど、それじゃあんまり惨めだから、せめて幸せだったと"思おう"。それで今日も生きていける。苦しいことなんか忘れられる。すげえ。さくらと一郎かよ。赤色エレジーか。「昨日もそう思った」か。期待したのに、正しくは「思う」だった。なんだよ、それ。つまらねえこと言ってんじゃねえよ。何でもないようなことは何でもないんだよ。

■別段、不幸が好きってわけじゃないのですが。これも、『あしたのジョー』と『やっぱりおおかみ』のせいだろうか。はたまた、青林堂育ちの業なのか。また何か聞き間違えてたら、ここで報告します。(何の日誌か)


■「アウ・クル」会議速報。豊水小跡施設見学の日程が4月の3、4、5日に決まりました。これ以外に、3月末にも見学できないか交渉中。ということで、今月中の見学は出来ません。ずれ込んだ理由は、工事が長引いてるから。もうそれは聞き飽きた。