漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

不気味だから楽しい

■昨日はあべ弘士展を観に旭川美術館へ。前回は洞窟の壁画のような力強さに惚れ惚れしただけだったが、今回は気味の悪さのようなものを感じた。当たり前だが人間と動物は形が違う。本当に別の生き物なんだなあ、と絵を観て改めて気づいた。だって変だよキリンとかゾウとか。フラミンゴも相当変だ。首があんなにグニャグニャで。

■動物は異形のものだ。異なる形のものが異なる法則の下に生きている、という事実に今更ながら不気味に思ったというわけだ。すごいなとも思うが、やっぱり不気味さの方が強い。

■でも、その不気味さが面白く楽しいところなんだよな。

■今日はLet's中央の「秋まつり」に顔を出す。漂流教室のボランティアスタッフも何人か関わっている。ビール一杯200円はうれしい。売り上げに貢献する。


■昨日の日誌を受けて。外部評価も大事だが、自己評価をきちんと発表できるか、というのも大事な部分だろうな。この日誌でも書いてるが、やっぱりアウトプットが肝要なわけです。どんな経験も自分の中だけにしまっておいたら“その程度”のものにしかならない。他人に伝えて広く生きるわけだから。研究集会なんかで“もらう専門”みたいな人がいて、お前から出すものは何かないのか、とがっかりすることがある。スタッフミーティングで話をしてもらうのも、アウトプットの練習になればと、そういう思いがないわけじゃない。さて。アウ・クルがあったことで得たものをどうやって伝えるかね。