漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

新しい試み

「恵庭南高定時制、道内初の「特定科目履修制度」導入へ 不登校生徒ら対象」


恵庭南高(丸谷一校長)の定時制は二○○六年度から、中学や高校で不登校だった生徒らを対象に、通常よりも少ない科目を学びながら学校生活に慣れてもらう「特定科目履修制度」を、道内の高校で初めて導入する。
同制度の履修生は、簿記、英語、国語、数学、政治経済の五科目から三科目以内を選択し、選んだ科目の授業だけを受ける。年五回の定期試験に合格し、出席日数が規定に達していれば同校の単位として認められる。
一年間に取得できる単位数は最大でも九単位と少ないため、原則として進級はできないが、他の学校に転入学する場合は、卒業単位として認定される。
また、履修生として入学しても、学校に慣れた段階で一般生徒と同じように学ぶこともできる。
四月末までの早い時期に履修生から一般生徒に切り替われば、次年度に進級できる可能性もある。
履修生は、同校定時制の定員(四十人)内で募集し、一般生と同じ入学試験(面接)を受ける。授業料は一般生徒と同額。同校は「学校生活で多様な選択肢を与えたい。毎日は学校に通えないが、資格を目指して特定の科目だけ学びたいという社会人にもぜひ利用してほしい」としている。
(12/28 北海道新聞