■フォーラムが始まってまずあったのは、文部科学副大臣と文科省担当課長からの挨拶。「漂流通信」にも書いたが、不登校児童生徒が二年連続で減少したことと、「遊び非行型不登校」への対応が不十分であることなどを話していた。
■最近旗色の悪くなった「遊び非行型」という括りをことさら持ち出してくるのは「不登校は怠けである」と信じ込んでいる人たちの自己弁護にも見える。また、基調講演で斎藤環氏も語っていたが、不登校をタイプ分けすることはその様々な姿を見落とすことに成りかねないためいかがなものかとも思う。
■こうした点が、人によっては学校復帰への圧力を高めるだけの集いのようにこのフォーラムを捉えてしまうところなのだと思う。実際に話をしている人たちはそんなことないのだが。次回は基調講演について書く。
