漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

水の音

■道路を流れる、あるいは壁をつたう、軒に滴る雪どけ水の音。水の流れる音を聞くと春が来たと思う。冬の北海道は水が流れない。なんとなれば凍るから。下水道の音も厚い雪に蓋をされ聞こえない。三寒四温。冬と春を行ったり来たりしながら、ようやく一線を越えたようだ。もう後戻りはしないだろう。(そう書いた翌日に大雪が降ったりするのも北海道なんだけど)

■新年度を前に問い合わせもちょっとずつ増えている。フリースペースはいいとして問題は訪問だな。山田も書いているが、ボランティア不足がずっと続いている。今年度は知り合いの大学教員から呼びかけてもらったが、ほとんど反応はなかった。実際それどころじゃないのだろう。無理しても続かないので学生に余裕がないと難しい。

■図書館で本を借りてくる。また禅の公案を読んでいるが実に睡眠がはかどる。どこか訪問に通じるものを感じるのだが、毎度寝てしまってわからない。(3/25夕)