2022-03-09 春望 日誌 相馬 ■気温が上がり雪解けも進んで、ようやく冬が終わる。それなのに、なにを見ても心の隅が固まって心を沈ませる。もうじき春。ロシアもウクライナも春だろう。 国破山河在 城春草木深 感時花濺涙 恨別鳥驚心 烽火連三月 家書抵万金 白頭掻更短 渾欲不勝簪 ■中学校の国語で習ったときは特段感慨もなかったが、いまはじりじりと胸を刺すようだ。祖国の肉親と友人と連絡のとれない在日ウクライナ人をニュースで見る。いまも家書は万金にあたう。烽火が早く治まることを祈る。