■ある人の家にあったガリ版刷り印刷機を四台も引き取って、どうしていいやら困っている知り合いがいる。
■写真は撮らなかったが、ヤスリ版と鉄筆、インクもあった。ずっと昔、小学校一、二年の時、担任が毎日学級通信を出す人だった。一日にあった学級内の出来事を、早ければ翌日くらいには、絵物語のように書いて出してくれる人だった。保護者向けのものだったと思うが、同級生もみな、読んで楽しんでいた。授業中の楽しかったことや行事の話し合い、給食の時の模様が時にB4版のわら半紙2、3枚に渡ってリプレイされていた。あれはこのガリ版刷りか、はたまたもう少し自動化された謄写版か。時代的にリソグラフでは無かった。そういうことに教師が時間を割けた時代だったのだろう。