■なんと、「漫画アクション」に『気分はもう戦争』の新作が載るという。しかも作画は大友克洋だという。それは買うしかないだろう! 鼻息荒く探したが、もっと鼻息の荒い人が多いようで、どこに行っても見当たらない(そもそも「漫画アクション」を扱うコンビニも少ないんだろうけど)。ようやく手に入れ、さらに鼻息荒くページをめくったら、えー、16ページしかないの。めがね、ハチマキ、ボウイの三人は、いや、これ以上は言うまい。ネタバレになってしまう。でも、これコミックに収録されるのかな。
■ページ数こそ少ないが乾いた笑いは前作(藤原カムイ作画を入れると前々作)と変わらず。なんだか懐かしい気がしてしまうのは歳のせいなのか、それともいまの空気が湿っているからなのか。今回描かれているのは戦争後、破滅のあとの世界だ。それが「いま」の近未来なんだな。想像する未来が違えば、空気だって変わるだろう。
■そもそも『気分はもう戦争』って中ソ戦争が舞台だしな。ハチマキたちはその前にアフガンで義勇兵に参加していたって設定だし。あんまり簡単にいまと比べてもダメか。でも、なにかがひっかかってるんだよな。