漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

コンクリートロード

■11時半頃、私が星園の前の通りを通っていた時のこと。パトカー二台、救急車一台、刑事の車一台が止まっていてなんだろうと思っていたら、その五分後4台くらいのパトカーが一斉に来てあれよあれよという間に警察でごった返していた建物がありました。そして誰か手錠を掛けられて連行されて行きました。何があったかはよくわかりませんが恐ろしいものです。あんなの初めて見た。

■最近、「耳をすませば」をまた見たくてしょうがない。雫のコンクリートロードがどんな曲だったか思い出せない。天沢聖司のあのセリフ、「おまえさぁ、コンクリートロードはやめたほうがいいぜ」。あのセリフもまた聞きたい。たしかにあの曲は酷かった気がする。

耳をすませばのエンディング、カントリーロード。あれは雫の声を担当していた声優さんが、雫が歌詞をつけたという設定で歌っているらしい。だとするならすごく中学生らしい歌詞であると思う。また随分前の相馬さんの文脈をパクろう。

役割や目的、義務感などにとらわれ過ぎると、自分だけなにも成長していないように感じてしまうときがある。

■これは10月7日の日誌。中学生に限らずおそらく多感な時期である思春期の子供なら誰でも感じるであろう何とも言えない停滞感。カントリーロードはこの停滞感をなんとか、無理にでも自分自身を前進させようとしている曲に最近は聞こえる。

■停滞感は誰にでもやって来る。それはしょうがない事で、人間は本能的に「常に成長しないといけない」といういらない物を植え付けられている。だがそんなことはどだい無理な話で、常に走り続ける車は存在しないし、他の動物だって雨が降れば木の陰に座って休む。歩調を早める必要はない、思い出を消す必要もない。そんな事をしなくても人は無意識のうちに成長していくのだろう。

■こんなことを書いていますが私はカントリーロード大好きですけどね。”明日はいつもの僕さ”。そう、いつも通りでいいのだ。たまに違う時もある。その日の気分次第さ。これ貼りつけたらやばいかな。問題があったら相馬さん、この貼りつけ消してください。完全に映画のエンディングだからやばそう。