■漫画喫茶で何の気なしに読んだマンガが面白かった。
- 作者: 勝木光
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/09/28
- メディア: Kindle版
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■でも、そんなことばかりしていると、つい自分ばかりでどうにかしようとしてしまう落とし穴もあって、作品では「緊張」をテーマにそれを回避する。
- 緊張する→うまくいかない→修正をはかる→失敗する→さらにうまくいかない
- 緊張する→うまくいかない→現状を認める→相手を見て分析→対応
前者が緊張の悪循環。そうじゃなく後者の方、うまくいかないときほど相手を見ろ、とこのマンガは勧めるわけです。だいたい、ドツボにはまるときというのは自分の内側へ内側へ意識が向かっている場合が多い。どんどん狭いところへ入り込んで身動きが取れない。困ったときは他人に意識を向ける、というのは悪くないアドバイスじゃないかな。
■「重圧」の消し方、というのも面白かった。重圧は挑戦しようという気持ちから生まれるので、ないと困る。でも、ありすぎても身体が動かない。そこで活躍するのがやっぱりノートで、プレッシャーの原因を思いつくだけすべて書く。原因をはっきりさせたら、それを頭の中で20〜30%残して消す。自分が視覚優位なので、そのイメージはピンとくる。なるほどね。
■要は現状認識を正確にして、すぐに効果がでなくてもできることをコツコツやろうという、身もふたもない話なんですが、それで作品として面白いんだからたいしたものだよね。途中から「リスクをとる」という言葉がよく出るようになって、これまた「自分だけじゃなく相手を見ろよ」というメッセージなのでした。バランスとるなー。