漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

デモは祟る

余市サンデースクールはコミュニティ茶屋と余市テラスというふたつの場所をかわりばんこに使っている。大きな違いはお昼ごはん。余市テラスは野菜たっぷりの喫茶店ランチをいただく。コミュニティ茶屋ではみんなでつくる。今回は肉じゃがをつくった。大きな鍋に豚肉とジャガイモ、玉ねぎ、にんじん、豆腐に白菜、白滝ってそれはすき焼きじゃないのか。

■まあ、そのすきじゃが(すき焼き風肉じゃが)を白米にかけて、ばくばくといただいたわけです。肉体労働者的、大学体育会的ご飯で全員腹いっぱい。うう。苦しい。

■同じころ、国会前の大規模デモを中心に全国各地で人々が一斉蜂起した。後志地域は小樽でデモがあったはず。ケータイで各地のデモの様子を見ながら、ふっと「デモは祟る」という言葉が口をついた。民主主義もへったくれもない、オカルトな言葉だけど、でもそう思ったんだから仕方ない。これだけの反対を無視することのリスク。自分の話をまるで聞かない者の言うことをどうして聞こうと思うだろう。無理を通したとして、「今後の面倒」ははっきりしている。なによりデモへの敷居が下がった。これからもデモはやまないでしょう。そこでさらに強硬策に出れば、より過激な行動を誘発するかもしれない。

■デモでなにかが変わるとは思わないが、しかし、なにも変わらないとも思わない。政治への距離とか参加の方法とか、デモを起こされた側の気持ちも含め。(8/31夜)