■金曜日の話。余市に行き、コミュニティ茶屋と次年度事業の打ち合わせ。岩内・倶知安といった距離になると、物理的に拠点運営が難しいので、それをどうするかの話。最終的には、次年度は引き継ぎの一年にして、再来年の準備をしようということになった。
■土曜日。テレビのバラエティ番組で「期末テスト」と称して、芸能人に中学校レベルくらいの五教科のテストを解かせ、一番成績が悪かった人をあげつらう企画を、水餃子を食べながらなんとなく見てしまった。東大・京大の人もいれば、通信制・単位制の高校の人もいる。それがみんな、詰襟とセーラー服という学校イメージを戯画的にした衣装だった。制作する人は、視聴者の抱く学校イメージをこう考えているのだろう。でも、もうそんな制服の学校は、ほとんどないんじゃないか。
■単なる番組上のお遊びなのにテストというと皆真剣になるのは、番組を成立させるお約束だとかそういう編集をしているという他にも理由があると思う。日本の教育は、「テスト」というと同一内容を学習した人が同じ問題を一斉に真面目に解くように、人を躾けている。現実には一人ひとりの様々な違いがあって平等にテストを受けるなんてことは不可能なのに、誰でも真面目に受けるのが当然なのがテストである、と我々は思っている。テレビの中の芸能人の誰かが適当にどうでもいい態度をとって解いていたら、きっと気を悪くする人が出てくるに違いない。
■そんなことを考えて水餃子を食べていたら、舌をやけどしたよ。(4日)