■こんにちは、スタッフの小松です。
■大学で、格差について考える、みたいなゼミをとっているのですが、大学生当事者として重たい言葉がちょこちょこ出てきたりします。
■教育インフレっていう言葉があるみたいです。近年みたいに大学がものすごく増えて、大卒者であることはなんら特別なことではなくなってしまうこと、などをいうみたいです。就職などの機会がそれによって平等になるかといえばそうではなく、偏差値の高い大学やなにか特権的なオプションをみにつけているひとから順番に有利になる。で、それは結局家庭が豊かなひと、階層がたかいひとから順番に与えられがち…という現実が。
■そもそも大学ってエリート育てるとこで、今みたいに半分くらいの人が通うものではないでは、なんて意見もあります。でも、好きな事について深く学んでゆっくり過ごす時間はできるだけ誰にでもあった方がいいよなって私は思うのです。
■と、ここまで考えてまた思ったのは、どうして大学まで行かないと好きなことを深く学んでゆっくり過ごすこともできないのだろう? ということです。
■自分の意思もなにもないような小さいころから教科書に書いてあることをちゃんとやれば褒めてもらえて、それがあたりまえで18歳まで過ごしちゃったって人は私だけじゃないと思います。学校でどんなに広い範囲を体系的に教えられることができたって、与えられてあくせくやって辛い上に興味ないからすぐ忘れちゃうのです。
■そんなスタンスで苦しんで勉強(?)してゆくのであれば、義務教育どころか高等教育もほんとにつまんないものだよなあと思ったりします。その与えられたものに乗っかって大学生になってしまった私もくだらないのかなあ、くだらないなあ、うーん、うーん、と、日々頭を抱えております。うーん。