漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

まじくるin府中

■先週土日に東京は府中で行われた「まじくるin府中」に行ってきた。釧路のネットワークサロンが主催して一回目が釧路、二回目が札幌で行われ、今回は東京。どんどん南下していて、来年は大阪でやるかもとの話があり。一回目二回目は、様々な困りごとを種にして居場所を作っている人たちの共通項を語り合う集いとまとめることができると思う。今回は、「社会的包摂」という言葉がキーワードとなり、困りごとへの対応をどう制度化するかを話したりや様々な困りごとの基礎講座が開かれていた。

■こうした全国的な集いは回数を重ねるごとに同窓会的要素が強くなり、年に一度に知り合いが顔を合わせてお互いの近況確認に終始する傾向がある。結果として、「元気をもらいました」といった感想ばかりで、新たな参加者や発見・気づきや集会としての進歩は無いままということが往々にしてある。少なくとも不登校がらみの集会ではそうだ。まじくるはガラリとテーマを変えることで、同窓会状態に陥るのを回避できていた。これはよかった。

■基礎講座はUstreamで後で見ることができるというので、自分は制度をどう作るかの話し合いに参加してみた。集まった人との話は面白かったし、新たな情報も手に入ったのは良かった。ただ、運営側が企画されていた意図がどれくらい実現していたのかは、わからない。

■他にも運営には不満が残った。TwitterUstreamを使うなら、会場にもそれを流してハッシュタグを作ったり、広報をもっとやって会場にいないけれども興味がある人に拡散するようにした方が良かっただろう。また、要項が出るのが遅くて飛行機は高い便を取らざるを得なかったし、パンフレットを見ただけでは何をどうするのかよくわからなかった。一回二回とずいぶんいい思いをしただけに、残念だった。

■しかし、来年も行くだろう。なんといっても、大阪だしなっ。