漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

フリースクール交流会

太鼓完成

■北海道フリースクール等ネットワークがエルムライオンズクラブから支援を受けて開いている全道のフリースクール交流会。今年で四回目で、今回はこれまでのスポーツ系から一転、「太鼓作製とドラムサークル」という美術と音楽な感じの一日だった。

■集まったフリースクールは札幌・北海道の両自由が丘にさとぽろ、そら、どんぐり広場、漂流教室、帯広からクラムボンと五団体。この生徒とスタッフにライオンズクラブ、ドラムサークルの人たちを加えると100名ほどになっていた。かなりにぎわっていた。

■午前中は写真にあるような太鼓を作った。手作業でヤギの皮を太鼓の胴にぴっちり張る作業がメインだった。紐をつけたわっかで湿らせた皮を押さえて、ぎりぎりと締めていくのだ。うまいこと紐を締めるのに四苦八苦して、お互い教え合っている姿がなんかいい。小さい子から成人までいたが、全員が最後には完成させていた。太鼓の皮が完全に乾く翌日には叩けるということで、楽しみだ。

■昼は豚丼を食べて、その後ドラムサークルを実施。これまでにも漂流教室ではドラムサークルをやってきたが、人数は20人強といったところだった。今回はその五倍ちかくだ。どんな音がするのかとわくわくしていたが、想像していたよりもずっと大きな音になっていた。さすが五倍。うるさそうに耳をふさぐ子がいるのも当然だ。途中で面白い音を出す楽器も出てきて興味津々になったり、参加者がファシリテーター役をちょっとやったりとプログラムもこれまでと変わって面白い一時間でした。

■終了後、漂着教室に帯広のクラムボンの人たちが来室して、ギターやベースを見ていた。明日は彼らも入っての全道のつどい。