■今日は正真正銘暑かった。今の段階で比べたら、8月と9月で9月の方が平均気温が高いに違いない。
■しかし、若者はなぜに壁を殴るのか、という話になった。男の子も女の子も実によく壁を殴る。殴って穴のあいた壁を訪問先でも見る。ムシャクシャして、またはイライラして、何かに当たりたくなる気持ちは分かる。俺もそういう気持ちになったことはある。実際に手を出してしまうこともあるだろう。俺もあった。でも俺は布団とか枕とか柔らかいものを殴ったな。壁って硬いじゃん。硬かったら痛いじゃん。痛かったらイヤじゃん。もっと痛くないもの殴った方がよくないか。
■というようなことを考える俺は、それだけ衝動性に欠けてるのか。それとも楽な方へ楽な方へ流れていく怠惰な人間ということなのか。あー。急にやることやってないダメな青春を送ってきた気がしてきた。
俺は大きな壁にぶつかっても、それに沿って歩いてきた。今はその報いさ(『行け! 稲中卓球部』)
■殴り甲斐があってすぐ近くにあるってとこが大事なんですよ、と子供のひとり。殴り甲斐ね。やっぱりある程度自分にダメージが返ってくる方がいいんだ。確かに、サンドバッグがふにゃふにゃだったら叩く気しないもんね。話を『あしたのジョー』に重ねると、途端にいろいろ分かる俺。
■そう、サンドバッグ。バウムハウスで見てから、「漂着教室」にもサンドバッグが欲しいなと思っている。中古で結構安く売ってるのだが、如何せん置く場所に困る。体育館に置いちゃ、いま叩きたい、というときに叩けない。そうか。手近が大事とはこのことか。ようやく理解した。
■結論:一家に一台サンドバッグ。これで壁を殴らないで済むはず。
■夕方から旧小熊邸倶楽部の部屋を借りて支援者会議。「漂着教室」は子供のために空けておいた。こういう使い方が出来るのも「アウ・クル」ならではだ。