■「早寝早起き朝ご飯運動」というくだらない運動が文科省主導で進んでる話は、ここでも何度か触れた。
子どもたちが健やかに成長していくためには、適切な運動、調和のとれた食事、十分な休養・睡眠が大切です。(文部科学省のページより)
とのことで、ここだけ聞けば至極もっともだが、それを「国民運動」として進めるのが気に入らない。社会構造が24時間動き続けることを指向しているのに、家庭だけ切り離しては無理だろう。こういうのを見ると、「欲しがりません勝つまでは」なんてのも根は一緒だったんだろうと思う。政府の意向を国民の無理が支える、という図式において。標語頼みの精神論なのも同じだ。
■もっとも戦時中も、「欲しがりません勝つまでは」の「勝」と「で」を抜いて、「欲しがりませんつま(妻)は」と看板にいたずらしたりしてたらしい。「火」の点と「の」を消して、「一億玉砕人玉だ」とか。戦時中でそれが出来るなら、今はもっと出来るだろう。ということで、「早寝早起き朝ご飯運動」に代わる新しい運動を提唱したい。その名も、
「朝寝朝酒朝湯運動」
出展は民謡で、日本の伝統文化にもばっちり根ざしている。惜しむらくは潰すほどの身上がないことか。先導役を御手洗経団連会長にお願いしたい。(3/5昼)
■夜になって風ますます強く、家がギシギシ揺れる。春の嵐か。