漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

新たな運動提唱

■「早寝早起き朝ご飯運動」というくだらない運動が文科省主導で進んでる話は、ここでも何度か触れた。

子どもたちが健やかに成長していくためには、適切な運動、調和のとれた食事、十分な休養・睡眠が大切です。(文部科学省のページより)

とのことで、ここだけ聞けば至極もっともだが、それを「国民運動」として進めるのが気に入らない。社会構造が24時間動き続けることを指向しているのに、家庭だけ切り離しては無理だろう。こういうのを見ると、「欲しがりません勝つまでは」なんてのも根は一緒だったんだろうと思う。政府の意向を国民の無理が支える、という図式において。標語頼みの精神論なのも同じだ。

■もっとも戦時中も、「欲しがりません勝つまでは」の「勝」と「で」を抜いて、「欲しがりませんつま(妻)は」と看板にいたずらしたりしてたらしい。「火」の点と「の」を消して、「一億玉砕人玉だ」とか。戦時中でそれが出来るなら、今はもっと出来るだろう。ということで、「早寝早起き朝ご飯運動」に代わる新しい運動を提唱したい。その名も、
「朝寝朝酒朝湯運動」
出展は民謡で、日本の伝統文化にもばっちり根ざしている。惜しむらくは潰すほどの身上がないことか。先導役を御手洗経団連会長にお願いしたい。(3/5昼)

■夜になって風ますます強く、家がギシギシ揺れる。春の嵐か。