漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

今日は御免

■紅葉には心動かないが、秋の山々を眺めるのは面白い。緑一色だった頃と違って、木の一本一本(大袈裟に言えば葉の一枚一枚)が自己主張をするので、一回りくらい大きくなったように見える。巨人になって、秋の山を上から触ってみたい。カサカサと気持ちが良さそうだ。そのまま握り潰したら乾いた音がするだろう。

■訪問は2件。そのうち1件はちょっと失敗した。話を聞くのではなく、意見を戦わせてしまった。以前「ディベートフレンド」なんて書いたが、たまにはそれも悪くない。だが、それはあくまでも双方合意の上のことで、今回はこっちで勝手に始めてしまった感がある。後から省みるに、子供の口にした一言がきっかけだった。ささいなことなのだが、俺の神経を逆なでする言葉だったようだ。ごくまれにこういうことがある。そのたび自分の未熟さと訪問の難しさを思い知る。明日からまた気を引き締めていこう。今日はゴメン。

■折りしも新聞には、教師のイジメで学校に行かなくなった中学生の記事が。まったく他人事じゃない。

■ボランティアスタッフ志望の人がひとり。就職までの時限つきで訪問は難しいが、なにかの形で手伝ってもらいたい。問合せ2件。最近また増えてきた。

■帰り道、街頭の温度計が「-0℃」を指していた。寒いわけだ。