漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

ミチロウ清志郎

■誰が歌っているのか、突き当たりの部屋から遠藤ミチロウの「JUST LIKE A BOY」が聞こえてくる。♪ちょっぴり羨ましいけど今日はいい天気 JUST LIKE A BOY JUST LIKE A BOY まるで少年のように町に出よう。いい歌だ。

■もっとも今日は、町に出るにはあまり向いていなかった。天皇皇后来道で、警備の警官に見物人、報道陣がごったがえして邪魔なことこの上ない。あの2人が悪いわけじゃないが、「JUST LIKE A BOY」よりはRCサクセション甲州街道はもう秋なのさ」といった気分だ。♪これからは来ないでくれないか ぼくもうまっぴらだよ

■午前中の訪問が休みになったので、山田と体育館でキャッチボール。最近恒例になりつつある。来週の水曜もやるので、運動したかったらおいでまし。

■訪問は1件。今までほとんど外に出てなかった子が、漂着教室に行こうかなと言い出した。すんなりやって来るかどうかは分からないが、そういう気になったことだけでも今までとは違う。

■夜はスタッフミーティング。極論すれば、訪問なんてただ人と人が会っているだけのことだ。特別何かするわけじゃない。それなのに、ゆるやかに時には劇的に変化が起こる。訪問してる方もされてる方にも。そのメカニズムを上手く説明できないのがもどかしいのだけど、確かに変わるのだ。今日もそんな報告を聞いた。その時のスタッフの顔が実に嬉しそうで、何だか憎たらしい気になった。思い出してみれば、今まで関わってくれたスタッフも、やっぱりあんな顔になった瞬間がある。そうしていつの間にか古株になっていた、とは寺沢くんの弁。