漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

合同教研二日目

■合同教研二日目。ぼくは「子ども・青年の発達と教育」という分科会に初めて出席していた。この分科会では、・子供が抱えているストレスの大きさ(キレる子供・家庭での親子関係のあり方)・教師集団における子供の共通理解に対する質の高め方・地域の発達援助者との関わり合い・高校生の進路指導と自立、などについて過去に話し合いが持たれてきた。ぼくはどの分科会に参加するか、不登校に行こうか特別支援教育にするか迷ったのだが、「子ども・青年の理解を発達段階・学校段梯にそくして考えていく/教師、親、ソーシャルワーカー。カウンセラー、NPOスタッフ、フリースクールスタッフ、雇用支援スタッフなど様々な、子ども・青年の発達援助・生活援助に携わる人々がそれぞれの専門性・視点・方法を交流し、学び愛ながら、教育・発達援助のあり方を考えていく」という紹介が今の問題とフィットすると思ったので、「子ども・青年の発達と教育」に。

■総じて、小学校・高校で教師が子どもと毎日どのように関わっているか、特に表現活動の実践報告がいくつかあり、言葉による討論や教科学習ではなく歌・演劇などを通じて如何に子どもが育っていくかを教えられた分科会だった。子どもが表現する言葉以外の点に注目することは、われわれも毎日行っている。そして、言葉以外の身体表現の変化が子どもの気持ちの変化・成長と結びついていることも実感している。学校では言葉によらない成長を集団で効果的にできるところがいいと思った。

■また、参加者に中学校の教師が毎年、どの研究集会でも少ないことが話題になった。子どもの成長の中で小学校と中学校の間に環境の面で大きな隔たりがあり、子どもはその適応に苦労するという点が共通認識としてあったが、教師も小中高の中で比較すると中学校教師が一番苦労しているという話しになり、一同うなずいていた。

■というところで、まずは第一印象的にまとめました。じゃ。