漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

仰げば尊し我が師の恩

バカ姉

■午前中、市民活動促進センターにてスタッフとの語らいを待つも空振り。最近、とんとご無沙汰だ。こんな時、毎週律儀に(いや、当たり前のことなんだけど)訪問の報告を入れてくれるボランティアスタッフの筒塩さんが妙に有難く思える。報告を聞く限り、ご家庭からの信頼も厚いようだ。とても頼もしいとともに、こちらも尚更頑張らねばと思う。

■午後から訪問3件。本当は4件なのだが、中学時代の同級生と会うので、夜の訪問を日延べしてもらう。

■同級生の一人は寿司屋の二代目で、休みの日には他店で味の勉強をするのだという。今日もそれにくっついてったようなもので、行った店はさすがに美味しかった。出された一品一品について素材や調理法などを確かめ、ためしつすがめつ味わう様子を見て、たいしたものだと思ったが、例えば俺も、教育に関する本や番組について、同じようにバラし吟味しするのだ。なるほど、仕事とはそういうものなのだろう。

■一緒に飲んだ中に、俺の小学時代の担任と職場が同じだったことがある現小学校教師がいて、「相馬くん。あの子面白い子だったのよ」と話題になってたという話を聞いた。例えば、夜の学校に忍び込んで、隠れた教室の掃除用具箱に閉じ込められた話などが出たらしい。用具箱の扉を開けて助けてくれた先生も同席してたとかで、恥ずかしいやら懐かしいやら、動転して、如何に困った小学生だったか、他の悪事も白状してしまった。座が少し白けた感じがした。

■中学時代の恩師が脳硬塞で倒れて、自宅療養をしている。前から知ってはいたが、なんだかんだと誤魔化して、ついぞ見舞いに行かなかった。しかし、さすがにもう延ばせないと、友人と予定をあわせた。早ければ来週にも行ってくる。おそらく泣く。でも行く。

■古本屋で『バカ姉弟』の2、3巻を買う。お姉ちゃんの方の顔(上図参照)が誰かに似ている。しばらく考えて、以前ボランティアスタッフをしてた岡崎さんだとわかった。ひとつ片付いてすっきりした気持ちになった。(岡崎さんがバカだということではない。もちろん)


※本日の脳内BGM:恋人も濡れる街角中村雅俊