漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

アカデミック

■こんにちは、高橋です。今日は6月11日です。6日6日から東京に行っていました。研修が目的でしたが、観光もできました。

■上野にある国立近代美術館と国立博物館に行ってきました。そんなに美術館とか博物館とか興味なかったんですけどね、なんかいってみたくなりました。感想としては「すげえ」「なにこれやばい」「これすごいね」みたいな感じなので伝わらないですね!

■歴史的でおもしろかったのが、西洋の絵ってすごい緻密で陰影も表現していて、「ほんものそっくりにフィクションを描く」みたいな絵が多いんですが、江戸時代後期まで日本の絵はデフォルメされてる絵が流行っていたみたいです。でもその後西洋の絵が日本にやってくると、絵描きたちが「なにこれ・・やばいうますぎ・・・っていうか自分ら下手じゃね・・・?」となって、西洋の絵を技術をなんとか取り入れようと、焦り始めるのですが、なぜかこれまでやってきた自分たちの絵はダメなものだと決め付け、なかったことにしようとしたらしいです。

■クリエイティブな仕事ってやっぱり自分と比べて誰かが上手とか、自分にはこれが足りないとか、そういうことで悩むんだろうなとイラストレーター界隈の人から話を聞くと思うんですが、昔からそうなんだなって思うと、それ自体に悩むことは自然なことなのかもしれないと思いました。

■なんてね。ごはんもおいしかったしまた東京行きたい。

ほぼ「彼氏の事情」

■連日に渡ってひきこもりの話ばかり。ひきこもりの部屋にテレビとゲーム機があったら驚かれるのか。そっちの方が驚きだぜ。

■久しぶりに「彼氏彼女の事情」を見た。8年ぶりくらいに見ると、昔あれだけとにかく暗いと思っていたものも今ではそうでもなく見える不思議。他の少女漫画と比べれば最初はとにかく暗い。なにせ主人公の一人の雪野には誰一人友達というのが存在しないからもう一人の主人公の有馬との付き合い方に悩む。そして誰にもそのことを相談できないものだから頭のなかでひたすらぐるぐるとあーでもないこーでもないと考える。そしてこの悩んでいる描写が庵野秀明の上手いところ。凄く暗い。でも雪野のすごいところは変なところで吹っ切れて行動し、でもその考えに決して固執しないというところにあった。これが功を奏したのか後々友達の人数が増えていく。

■問題は有馬の方だ。有馬は有馬で過去の負い目があり、それによって自分の人生を切り開く選択肢を自ら狭めるという自虐の塊みたいな子であった。そしてそこに頑固者という性格が付くのだから全く身動きが取れない。そしてこれまた思考の描写がとんでもなく暗い。彼女抜いて「彼氏の事情」にタイトル変えてほしいくらいだな。

■こないだのNHKのインタビュー番組に井上陽水が出ていてなんだか10年前とさほど変わらないように見えた。60過ぎるとアーティストって全然顔変わらないものなのかね。さだまさし小田和正も全然変わらないし。今日の一曲、井上陽水で「夢の中へ」。あーでもこのジャケット見るとさすがに年取ったな。

井上陽水- 夢の中へ

3回目

■皆さんこんにちはボラスタの山川です。雨が続いています。

■この間左膝を脱臼しました。3回目です。前回も前々回も、外れたら自分ではめてたんですが、今回も自分ではめたんですけど、流石に病院行ったほうがいいと思いまして、病院へ行ってきました。結果は「亜脱臼症候群」でした。割と亜脱臼を繰り返すと起こりうる症状らしく、急な立ち上がりや膝の曲げ伸ばしは一週間は危険と言われました。家にいる時は急な曲げ伸ばしなどがないよう、ギブスをつけてます。外出する際は包帯を巻き、出来るだけゆっくり動作する事と言われました。一週間後また病院へ行ってみて検査を受けてきます。とりあえずギブスが厄介です。

■前回外したのが2、3年前だったので久々に外して少しびっくりしました。まさかこんな形で外れるのかと思って、なんでこうも自分の両膝は弱いんだと少し悲しいです。上にも書いたのですが、一週間後には多分状況もよくなってると思います。ではまた。

普段通りがいいよ

■巷間、ひきこもりに絡んで様々な意見が飛び交っていて、自分もそういう関係の仕事をしているから何か話した方がいいだろうとは思いつつ、読んでいるものに「そうだそうだ」と頷いている状況なので、まだ黙っている。ちなみに、当事者やその家族から事件をきっかけにした悩みは聞いている。

■結局一人一人の悩みに落とし込むと、事件からは離れて語らねばならない。それぞれの事件はそれぞれの事情の元に起こったものであり、事件を元に考えたことを他の事例に当てはめても、悩んでいる人にとっては意味がない。頭をよぎる不安を解消したいがために激しい言葉を使うくらいなら、最初からそういう話には近づかずいつも通りの自分でいる方がいい。

■ね。いつも通りひきこもっていよう。(水曜日)

謎とけず

芸術の森開催の謎解きゲームに行ってきた。ハードモードにチャレンジしたが残念ながら解けず。ちょっと甘く見ていた。次は夏にあるらしい。参加したいが暑いんだろうな。今日の気温で、しかもおもに木陰を歩いていたのに、帰るころにはぐったりしていた。外に半日いるのはつらい。

■帰宅してごはんを食べたらばったり就寝。ということで日誌は月曜に書いている。最近そんなのばっかり。本当はNHKスペシャルの感想を書こうと思っていたのに、まだ見てもない。やれやれ。(6/3夕)

宴会明けて

■土曜日は宴会明けでゆっくり寝て、ラーメン食べてから夜回り。

■木曜日、NHKスペシャル「子どもの声なき声 "不登校"44万人の衝撃」を、LINE LIVE不登校新聞の石井志昂編集長が出ているのも同時に視聴。不登校新聞社の茂手木さんも出ていたし、番組の中でリアルタイムで出ていた経験者の話というのも不登校新聞社関係だったそうで、とりあえず的外れだなという話は無かったと思う。学校で黙って掃除をする事が推奨されていて、先生がそのチェックをしているというのに笑ってしまった。なんやかんや喋りながらやるから分担とか周りとの協働が出来るようになると思うんだけどね。掃除と道徳をくっつけたがる人はいるね。(月曜日)