漂流日誌

札幌のNPO「訪問と居場所 漂流教室」のブログです。活動内容や教育関連の情報、スタッフの日常などを書いています。2002年より毎日更新

ほぼ「彼氏の事情」

■連日に渡ってひきこもりの話ばかり。ひきこもりの部屋にテレビとゲーム機があったら驚かれるのか。そっちの方が驚きだぜ。

■久しぶりに「彼氏彼女の事情」を見た。8年ぶりくらいに見ると、昔あれだけとにかく暗いと思っていたものも今ではそうでもなく見える不思議。他の少女漫画と比べれば最初はとにかく暗い。なにせ主人公の一人の雪野には誰一人友達というのが存在しないからもう一人の主人公の有馬との付き合い方に悩む。そして誰にもそのことを相談できないものだから頭のなかでひたすらぐるぐるとあーでもないこーでもないと考える。そしてこの悩んでいる描写が庵野秀明の上手いところ。凄く暗い。でも雪野のすごいところは変なところで吹っ切れて行動し、でもその考えに決して固執しないというところにあった。これが功を奏したのか後々友達の人数が増えていく。

■問題は有馬の方だ。有馬は有馬で過去の負い目があり、それによって自分の人生を切り開く選択肢を自ら狭めるという自虐の塊みたいな子であった。そしてそこに頑固者という性格が付くのだから全く身動きが取れない。そしてこれまた思考の描写がとんでもなく暗い。彼女抜いて「彼氏の事情」にタイトル変えてほしいくらいだな。

■こないだのNHKのインタビュー番組に井上陽水が出ていてなんだか10年前とさほど変わらないように見えた。60過ぎるとアーティストって全然顔変わらないものなのかね。さだまさし小田和正も全然変わらないし。今日の一曲、井上陽水で「夢の中へ」。あーでもこのジャケット見るとさすがに年取ったな。

井上陽水- 夢の中へ